【査定士が暴露】スマホ買取で絶対に減額される5つのNG行為

スマホの買取査定で「思ったより値段がつかなかった…」とがっかりした経験はありませんか?。
実は、査定士が見ている減額ポイントには明確な理由があります。

ROMFREE編集部で買取ガイドラインの作成にも携わる私が、これまで数多くのユーザー対応や業界調査で見てきた「絶対に減額される5つのNG行為」を暴露します。
この記事を読めば、査定士がどこをチェックしているのかが分かり、あなたのスマホを1円でも高く売るための具体的な準備ができます。

特に、知らずにやってしまうと買取不可にもなりかねない「赤ロム」の問題についても詳しく解説しますので、売却前の最終チェックにぜひお役立てください。

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結論:査定士が暴露!スマホ買取で減額される5つのNG行為

まずはじめに、この記事の結論からお伝えします。
査定士が思わず眉をひそめる、絶対に避けるべきNG行為は以下の5つです。

  1. 最悪の場合買取不可!「赤ロム」状態を放置する
  2. 個人情報流出のリスクも!データの初期化・アカウント連携解除を忘れる
  3. 査定士の心証を悪化させる!本体の傷や画面割れを正直に申告しない
  4. 再販価値が下がる!付属品(箱・充電器など)を揃えない
  5. 次の買い手が見つからない!SIMロックを解除しないまま査定に出す

一つひとつが、あなたのスマホの価値を大きく左右する重要なポイントです。
ここから、なぜこれらがNGなのか、そしてどう対策すれば良いのかを具体的に解説していきますね。

【NG行為1】最悪の場合買取不可!「赤ロム」状態を放置する

そもそも「赤ロム」とは?専門用語を分かりやすく解説

「赤ロム」という言葉を聞いたことがありますか?。
これは中古スマホ業界の専門用語で、「ネットワーク利用制限」という状態を指します。

もっと分かりやすく言うと、「キャリアから通信を止められてしまったスマホ」のことです。
主な原因は、スマホ本体の分割払いが滞ったり、盗難品や不正な契約で入手された端末だったりする場合です。

キャリアは、これらの問題がある端末の通信機能を遠隔でロックします。
このロックされた状態の端末が「赤ロム」と呼ばれ、SIMカードを挿しても電話やインターネットが使えなくなってしまうのです。

なぜ赤ロムは大幅減額・買取不可になるのか?

査定士の視点からお話しすると、赤ロムのスマホは「スマホとしての中核的な機能が使えない端末」です。
Wi-Fi環境でしか使えないため、次の買い手を見つけるのが非常に困難になります。

そのため、ほとんどの買取業者では赤ロム端末は買取不可、あるいは部品取り用の「ジャンク品」として扱われ、査定額がゼロに近くなってしまうのが現実です。
私たちROMFREEの買取データを見ても、赤ロムが発覚した端末の買取価格は、正常な端末(白ロム)に比べて90%以上も下落しています。

自分のスマホが赤ロムか確認する方法

「自分のスマホは大丈夫かな?」と不安になった方もご安心ください。
赤ロムかどうかは、誰でも簡単に確認できます。

まず、お使いのスマホの「IMEI(アイエムイーアイ)」と呼ばれる15桁の製造番号を調べましょう。
iPhoneでもAndroidでも、「設定」アプリの「一般」や「端末情報」から確認できますし、電話アプリで「*#06#」と入力すると画面に表示させることもできます。

そのIMEIを、お使いのキャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の「ネットワーク利用制限確認サイト」で入力するだけです。
判定結果が「×」と表示されたら赤ロム、「○」なら問題なし、「△」は分割払い中を意味します。 売却前には必ずチェックしておきましょう。

【NG行為2】個人情報流出のリスクも!データの初期化・アカウント連携解除を忘れる

査定士が必ずチェックする「初期化」と「アカウント連携」

次に重要なのが、データの初期化とアカウント連携の解除です。
これは減額以前に、買取の絶対条件と言っても過言ではありません。

私たち査定士は、買取ったスマホを次のユーザーが安心して使えるように、データが完全に消去されているかを厳しくチェックします。
もし初期化が不十分で個人情報が残っていたり、アカウント連携が解除されていなかったりすると、そのスマホは再販することができません。

特にiPhoneの「iPhoneを探す」やAndroidの「端末保護機能(FRP)」がオンのままだと、盗難防止機能が作動してしまい、他の人が使えない「文鎮」状態になってしまいます。
これは個人情報を守るためだけでなく、次の利用者のためにも必ず行うべきマナーなのです。

機種別の正しい初期化手順(iPhone/Android)

正しい手順で初期化を行えば、何も難しいことはありません。

  • iPhoneの場合
    1. Apple Watchなど連携しているデバイスのペアリングを解除します。
    2. 「設定」→「[ユーザ名]」から「探す」をオフにします。
    3. 同じ画面でiCloudからサインアウトします。
    4. 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行します。
  • Androidの場合
    1. 「設定」→「アカウント」から、登録しているすべてのGoogleアカウントを削除します。
    2. 「設定」→「システム」→「リセットオプション」→「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を実行します。

この手順を間違えると、ロックがかかって買取不可になるリスクがあるので、慎重に行いましょう。

意外な落とし穴「おサイフケータイ」のデータ

ユーザーからの問い合わせで意外と多いのが、「おサイフケータイ(FeliCa)」のデータ消し忘れです。
実は、Suicaや楽天Edyなどの電子マネーデータは、スマホ本体を初期化してもICチップの中に残ってしまいます

データが残ったままだと、次の利用者が使えないだけでなく、個人情報保護の観点からも大きな問題となります。
そのため、多くの買取店では減額や買取不可の対象としています。
必ず、各電子マネーアプリの案内に従って、機種変更手続きやデータの削除を事前に行っておきましょう。

【NG行為3】査定士の心証を悪化させる!本体の傷や画面割れを正直に申告しない

傷や画面割れはどこまで減額される?査定基準を公開

スマホの見た目は、査定額を左右する大きな要素です。
多くのユーザーが「このくらいの傷なら大丈夫かな?」と気にされるポイントですよね。

私たちROMFREEの査定基準を少しだけお話しすると、

  • 微細な擦り傷: 日常使いでつくような、光にかざしてやっと見える程度の傷は、ほとんど減額対象になりません。
  • 目立つ傷・打痕: 爪に引っかかるような深い傷や、角の凹みは減額の対象となります。
  • 画面割れ: これが最も大きな減額ポイントです。画面の修理には高額なコストがかかるため、状態によっては査定額が50%〜80%以上下がってしまうこともあります。

査定基準は業者によって様々ですが、画面の状態が最も重視される点は共通していると言えるでしょう。

「隠す」は逆効果!正直な申告が信頼に繋がる理由

時々、オンライン査定の申告フォームで傷や不具合を隠して申請される方がいらっしゃいます。
ですが、これは絶対にやめた方がいいNG行為です。

私たち査定士は毎日何十台ものスマホを見ていますから、どんなに小さな傷や不具合も見逃しません。
事前に正直に申告していただく方が、「このお客様は信頼できる」と感じ、その後のやり取りもスムーズに進みます。

逆に、隠していたことが発覚すると、査定士の心証が悪くなるだけでなく、「他にも隠している不具合があるかもしれない」と、より厳しい目でチェックすることになりかねません。
お互いに気持ちよく取引するためにも、正直な申告を心がけてくださいね。

【NG行為4】再販価値が下がる!付属品(箱・充電器など)を揃えない

付属品の有無で査定額はいくら変わる?

「箱や充電器なんて、なくても大丈夫でしょ?」と思っていませんか?。
実は、付属品の有無は査定額に直接影響します。

中古スマホ市場では、「いかに新品に近い状態か」が価値を決める重要な要素です。
購入した時と同じように、箱や説明書、純正の充電ケーブルなどがすべて揃っていると、次の買い手も安心して購入できます。

業者にもよりますが、付属品がすべて揃っている場合と、本体のみの場合とでは、数千円単位で査定額が変わることも珍しくありません。
もしご自宅に保管してあるなら、必ず一緒に査定に出すようにしましょう。

特に「箱」が重要な理由とは?

付属品の中でも、特に価値が高いのが「箱」です。
なぜなら、箱にはそのスマホのIMEI(製造番号)が記載されているからです。

査定士は、本体に表示されるIMEIと箱に記載されているIMEIが一致しているかを確認します。
これが一致していると、「中身と箱が揃った、素性の確かな正規品である」という証明になり、端末の信頼性がぐっと高まるのです。

特に発売から日が浅い新しいモデルや、iPhoneのようなハイエンドモデルほど、箱の有無が査定額に与える影響は大きくなる傾向があります。

【NG行為5】次の買い手が見つからない!SIMロックを解除しないまま査定に出す

SIMロック解除が査定額アップに繋がる仕組み

「SIMロック解除」という言葉、最近よく耳にしますよね。
これは、特定のキャリア(ドコモ、auなど)のSIMカードしか使えないようにかけられている制限を解除し、どのキャリアのSIMカードでも使えるようにする手続きのことです。

SIMロックがかかったままだと、例えば「ドコモで買ったスマホはドコモ回線でしか使えない」ため、買い手が限定されてしまいます。
一方で、SIMロックが解除された「SIMフリー」端末であれば、格安SIMを含め、どのキャリアのユーザーでも購入対象になります。

買い手の幅が広がるということは、それだけ再販価値が高いということ。
そのため、買取業者はSIMフリー端末をより高く買い取ることができるのです。

自分でできる!SIMロック解除の簡単ステップ

SIMロック解除は、ご自身で簡単に行うことができます。
しかも、キャリアの会員ページ(My docomoなど)からオンラインで手続きすれば、手数料は無料です。

売却前にこの一手間を加えるだけで、査定額が数千円、時には1万円以上アップする可能性もあります。
せっかく高く売れるチャンスを逃さないためにも、ぜひ査定前にSIMロック解除を済ませておくといいでしょう。

関連記事: SIMロック解除を自分でする方法|失敗しない3ステップ【キャリア別手順付き】

よくある質問(FAQ)

ここでは、お客様からよく寄せられる質問にお答えします。

Q: 少しの傷でも減額されますか?

A: 日常使用でつくような微細な擦り傷程度であれば、減額対象にならないことが多いです。しかし、爪に引っかかるような深い傷や、画面上の傷は減額の対象となりやすいです。査定基準は業者によりますが、正直に申告することが最も重要です。

Q: バッテリーの最大容量は何%から減額対象になりますか?

A: 一般的に、最大容量が85%を下回ると減額の対象となることが多いです。 特に80%未満になると、バッテリー交換が必要と判断され、減額幅が大きくなる傾向があります。 iPhoneの場合は「設定」から簡単に確認できるので、査定前にチェックしておくことをお勧めします。

Q: 分割払いが残っていても(残債ありでも)スマホは売れますか?

A: はい、売却は可能です。ただし、その後の支払いが滞ると端末が「赤ロム」になるリスクがあるため、買取価格が減額されるケースが多いです。 残債がない状態(白ロム)が最も高く売れますので、可能であれば完済してからの売却をお勧めします。

Q: 古いスマホや壊れたスマホでも値段はつきますか?

A: はい、値段がつく可能性は十分にあります。電源が入らない、画面が激しく割れているといった「ジャンク品」でも、内部の部品に価値があるためです。諦めずに一度査定に出してみることをお勧めします。ROMFREEではジャンク品の買取も積極的に行っています。

Q: データの初期化は買取店でやってもらえますか?

A: 多くの店舗で最終的なデータ消去は行いますが、事前にご自身で初期化していただくのが原則です。アカウントのログアウトなどは本人でないとできない作業ですし、万一の個人情報流出を防ぐためにも、必ずご自身で責任をもってデータを消去してからお持ち込みください。

まとめ

今回は、査定士の視点からスマホ買取で絶対に減額される5つのNG行為を解説しました。

  • 赤ロム状態の放置は絶対に避ける
  • データ初期化とアカウント連携解除は必須
  • 傷や不具合は正直に申告する
  • 付属品はできる限り揃える
  • SIMロックは解除しておくと査定額アップ

特に「赤ロム」は、知らずに放置すると価値がゼロになりかねない最も注意すべき点です。
また、データの初期化や付属品の準備など、少しの手間で査定額は大きく変わります。

この記事で紹介したポイントを参考に、売却前の準備を万全にして、あなたの大切なスマホを正当な価格で買い取ってもらいましょう。
ROMFREE編集部では、赤ロムに関するご相談や、査定前の不安な点についていつでも無料でアドバイスしています。

安心してスマホを売却できるよう、私たちが全力でサポートしますので、お気軽にお問い合わせください。

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