今使っているスマホを他社のSIMで使いたい。でも、SIMロック解除って自分でできるの?手続きは複雑?データは消える?
こんな疑問をお持ちの方は多いはずです。
朗報です!2025年現在、SIMロック解除は各キャリアのウェブサイトから無料で簡単に自分で行えるようになっています。
2021年以降に発売された機種なら、そもそもロックがかかっていないケースも多いんですよ。
本記事では、SIMロック解除を安全に行うための3ステップと、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル各社の具体的な手順を解説します。
初めての方でも安心して手続きを完了できるよう、エラーへの対処法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
SIMロック解除とは
SIMロック解除の基本知識
SIMロックとは、携帯電話会社(キャリア)が自社回線以外では使えないよう端末に設けている制限のことです。
例えば、ドコモで購入したスマホは、通常であればドコモのSIMカードしか認識せず、auやソフトバンクのSIMを入れても「SIMカードが認識できません」などのエラーが表示されます。
SIMロック解除は、この制限を取り払い、他社のSIMカードも使えるようにする手続きです。
解除すると以下のメリットが得られます。
- 格安SIM(MVNO)への乗り換えが可能:毎月の通信費を大幅に節約できます
- 海外渡航時に現地SIMが使える:海外で高額なローミング料金を払わずに済みます
- 複数のSIMを使い分け可能:デュアルSIM対応機種なら、プライベート用と仕事用など使い分けられます
- 中古で売却する際に価値が上がる:SIMフリー端末は中古市場で高く売れます
これらのメリットを考えると、使わなくなった端末や乗り換え予定のスマホは、SIMロック解除しておいて損はありません。
とくに今はオンラインで無料でできるので、ぜひ活用してください。
SIMロック解除の条件と確認事項
SIMロック解除を行う前に、まず確認すべきことがあります。
① 2021年10月以降の機種はSIMロック不要の可能性が高い
2021年10月以降に発売された端末は、総務省の方針により原則としてSIMロックがかかっていない状態で販売されています。
購入時期が新しい場合は、すでに「SIMフリー」の可能性があるので確認してみましょう。
iPhoneの場合:
- 「設定」→「一般」→「情報」を開く
- 「SIMロック」の項目を確認
- 「SIMロックなし」と表示されていれば、すでにロック解除済みです
Androidの場合:
- 「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」を開く
- 「許可されています」などの表示があれば、ロック解除済みです
② 対象機種かどうかの確認
残念ながら、2015年以前に発売された古い端末は、SIMロック解除に対応していないことがあります。
各キャリアのサイトで対象端末リストを確認しましょう。
③ 契約状況の確認
以前は「購入から○○日経過」などの条件がありましたが、2023年以降は緩和され、契約中・解約済み・未払いがなければ基本的に解除できるようになりました。
ただし、ネットワーク利用制限(いわゆる「赤ロム」状態)がかかっている端末は解除できません。
④ IMEI番号(端末識別番号)の確認
手続きには15桁のIMEI番号が必要です。
電話アプリで「*#06#」と入力するか、本体設定で確認できます。
メモやスクリーンショットで控えておきましょう。
SIMロック解除を自分で行う3ステップ
ステップ1:事前準備と必要情報の確認
自分でSIMロック解除を行うために、以下の情報や道具を準備しておきましょう。
必要な情報
- IMEI番号(端末識別番号):15桁の数字。取得方法は2通り
- 電話アプリで「*#06#」と入力→表示される番号をメモ
- 「設定」→「端末情報」→「IMEI」または「識別番号」を確認
- キャリアのアカウント情報
- ドコモ:dアカウントのID・パスワード
- au:au IDとパスワード
- ソフトバンク:My SoftBankのID・パスワード
- 楽天モバイル:楽天会員ID・パスワード
- 4桁の暗証番号:契約時に設定した4桁の数字(ドコモはネットワーク暗証番号、auは暗証番号など)
契約者以外(中古購入など)の場合
契約者本人でない場合でも、各キャリアは非契約者向けの解除窓口を用意しています。
- ドコモ:「dアカウントなしで申込」のリンクから手続き可能
- au:新規にau IDを作成して手続き可能
- ソフトバンク:解約済み・譲渡済み端末向けの手続きページあり
あると便利なもの
- SIMピン:SIMカードトレイを取り出すための専用ピン(クリップでも代用可)
- 他社のSIMカード:解除完了後すぐに動作確認するため
- インターネット接続環境:スマホ本体とは別のデバイス(PC等)があると安心
ステップ2:キャリアの公式サイトにアクセスする
各キャリアのサイトにアクセスして、SIMロック解除のページを開きます。
ドコモの場合:
- 「My docomo」にアクセス(https://www.docomo.ne.jp/mydocomo/)
- dアカウントでログイン
- メニューから「各種お申込み・お手続き」→「SIMロック解除」を選択
auの場合:
- 「My au」にアクセス(https://www.au.com/my-au/)
- au IDでログイン
- 「契約・オプション管理」→「携帯電話のオプション変更」→「SIMロック解除のお手続き」を選択
ソフトバンクの場合:
- 「My SoftBank」にアクセス(https://www.softbank.jp/mysoftbank/)
- ソフトバンクIDでログイン
- メニューから「契約・オプション」→「SIMロック解除」を選択
楽天モバイルの場合:
楽天モバイルの端末は基本的にSIMフリーで販売されていますが、中古で購入した端末などでSIMロックがかかっている場合は下記から:
- 楽天モバイル会員サイトにアクセス
- 「設定・手続き」→「SIMロック解除」を選択
ステップ3:解除手続きの実行と完了確認
SIMロック解除ページにアクセスしたら、以下の手順で申請を行います。
1.解除申請フォームの入力
- IMEI番号を入力(コピペではなく正確に手入力を推奨)
- 必要に応じて暗証番号や契約情報を入力
- 注意事項を確認してチェックを入れる
- 「申請」「解除」などのボタンをクリック
2.解除コードの取得(機種によって必要)
Android端末の一部では、解除時に「SIMロック解除コード」が必要です。
申請完了画面やメールで送られてくるこのコードを必ずメモしておきましょう。
iPhoneや一部のAndroid(Googleピクセルなど)では不要です。
3.解除の反映と確認
解除申請後は、機種によって以下の操作で反映されます:
iPhoneの場合:
- 他社のSIMカードを挿入
- Wi-Fiに接続
- 「アクティベーション」が始まれば成功
- Wi-Fi環境がない場合は、PCのiTunesに接続して認識されるか確認
Androidの場合:
- 他社のSIMカードを挿入し、再起動
- 「SIMネットワークロック解除PIN」の入力画面が表示されたら、メモしておいた解除コードを入力
- 「ロック解除に成功しました」などのメッセージが表示されれば完了
4.最終確認
解除が完了したら、他社のSIMで通話やデータ通信ができるか確認してください。
問題なく使えればSIMロック解除は成功です!
キャリア別SIMロック解除手順
ドコモのSIMロック解除方法
対象機種:2015年5月以降に発売された端末(一部2011年発売のXperiaも対象)
必要なもの:
- IMEI番号
- dアカウント(またはネットワーク暗証番号と契約者情報)
手順:
1.My docomoにアクセス
- PCまたはスマホブラウザから「My docomo」にアクセス
- dアカウントでログイン(非契約者は「dアカウントなしで申込」を選択)
2.SIMロック解除ページへ移動
- 「各種お申込み・お手続き」→「SIMロック解除」を選択
- または「SIMロック解除のお手続き」で直接アクセス
3.解除申請
- 「解除手続きする」ボタンをクリック
- IMEI番号を入力(「*#06#」または設定画面で確認)
- 注意事項を確認して「同意する」にチェック
- 「解除する」ボタンをクリック
4.完了確認
- 「お手続きが完了しました」画面が表示されれば成功
- 一部Android端末では解除コードが表示されるのでメモを取る
5.反映と確認
- iPhoneの場合:他社SIMに入れ替えて再起動するだけ
- Androidの場合:他社SIM挿入後、「SIMロック解除コード」の入力画面が表示されたらメモしたコードを入力
ドコモでの注意点:
- 2023年10月以降は購入日数など条件なしで解除可能に(以前は購入後100日経過などの条件あり)
- 端末購入から間もない場合も解除できる
- SIMロック解除後もドコモ回線は引き続き利用可能
- 解除手続きはオンライン・店頭ともに無料
auのSIMロック解除方法
対象機種:2015年4月23日以降に発売された端末
必要なもの:
- IMEI番号
- au ID(持っていない場合は無料で新規作成可能)
- 4桁の暗証番号(契約時に設定)
手順:
1.My auにアクセス
- PCまたはスマホブラウザから「My au」にアクセス
- au IDでログイン(非契約者は新規にau IDを作成)
2.SIMロック解除ページへ移動
- 「契約・オプション管理」→「携帯電話のオプション変更」→「SIMロック解除のお手続き」
- または「SIMロック解除のお手続き」で直接アクセス
3.解除申請
- 「手続きする」を選択
- 4桁の暗証番号を入力
- 解除対象の機種を選択(または「その他の端末」でIMEIを入力)
- 注意事項を確認して「同意する」をタップ
- 「解除する」ボタンをタップ
4.完了確認
- 「お手続き完了」の画面が表示されれば成功
5.反映と確認
- iPhoneの場合:他社SIMに入れ替えて再起動
- Androidの場合:他社SIM挿入後、「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」で「更新」を実行し、端末を再起動
auでの注意点:
- 2023年10月以降は条件なしで解除可能(従来の制限を撤廃)
- 解約済み・中古購入の端末でも、au IDを新規作成して解除できる
- 店頭でも無料で解除可能(以前は有料だった)
- 手続き完了から反映までの時間が短い(ほぼ即時)
ソフトバンクのSIMロック解除方法
対象機種:2021年5月11日以前に購入された機種(それ以降は最初からSIMフリー)
必要なもの:
- IMEI番号
- My SoftBankのID・パスワード(非契約者向けの手続きページもあり)
手順:
1.My SoftBankにアクセス
- PCまたはスマホブラウザから「My SoftBank」にアクセス
- ソフトバンクIDでログイン(非契約者は「解約済み・譲渡済み端末のSIMロック解除」を選択)
2.SIMロック解除ページへ移動
- 「契約・オプション」→「SIMロック解除」を選択
- または「SIMロック解除手続き」で直接アクセス
3.解除申請
- 「SIMロック解除対象機種の手続き」をクリック
- 解除対象の端末のIMEI番号を入力
- 注意事項を確認して「同意する」にチェック
- 「次へ」ボタンをクリック
4.解除コードの確認
- 申請完了画面で「解除コード」が表示される(Android機種のみ)
- 必ずこのコードをメモまたはスクリーンショットで記録
5.反映と確認
- iPhone/iPad/Google Pixel:他社SIMを挿入すれば自動的に認識(コード不要)
- その他のAndroid:他社SIM挿入と電源ON後、「SIMネットワークロック解除PIN」画面が表示されたら解除コードを入力
ソフトバンクでの注意点:
- 2021年5月12日以降に発売された機種はSIMロックがかかっていない
- ソフトバンク⇔Y!mobile⇔LINEMOの乗り換えでは自動解除
- 解除コードは大切に保管(Android端末で必要)
- オンライン・店頭ともに無料で解除可能
楽天モバイルのSIMロック解除方法
楽天モバイルの特徴:楽天モバイルで販売している端末は、すべて最初からSIMフリー状態です。そのため、通常はSIMロック解除の手続き自体が不要です。
しかし、他社から楽天モバイルへ乗り換える場合や、中古で購入した他社端末を楽天モバイルで使いたい場合は、元のキャリアでSIMロック解除が必要になることがあります。
他社端末を楽天モバイルで使う場合:
- 元のキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で上記の手順に従ってSIMロック解除を行う
- 楽天モバイルのSIMカードを挿入
- APN設定を行う(自動で設定される場合もあり)
楽天回線特有の注意点:
- 楽天モバイルはSIMロック解除と別の問題として、対応バンドの確認が必要
- 特に海外製のスマホでは、楽天回線(Band 3)に対応していない機種もある
- 公式ウェブサイトの「動作確認済み端末一覧」で確認を推奨
よくある失敗とその対処法
エラーが表示された場合の対処法
SIMロック解除の手続き中や完了後に表示されるエラーと対処法を紹介します。
【エラー1】「IMEI番号が見つかりません」または「対象外の機種です」
原因:
- IMEI番号の入力ミス
- 対象外の古い機種(2015年以前)
- すでにSIMロック解除済みの可能性
対処法:
- IMEI番号を再確認(「*#06#」で正確に確認)
- 各キャリアの対象機種リストをチェック
- 端末設定でSIMロック状況を確認(すでに解除済みの可能性)
【エラー2】「ネットワーク利用制限中です」
原因:
- 料金の未払いがある
- 盗難・紛失報告がされている
- 不正契約として利用停止されている
対処法:
- 未払い料金がある場合は支払いを完了する
- 正規購入品であれば、購入したキャリアショップで相談
- 中古購入で「赤ロム」状態なら購入先に返品相談を
【エラー3】「SIMロック解除コードが間違っています」
原因:
- 解除コードの入力ミス
- 一定回数以上の誤入力でロックされている
対処法:
- 解除コードを正確に入力(0とOの区別など注意)
- 複数回の誤入力でロックされた場合は、24時間程度待ってから再試行
- コードが分からなくなった場合は再度申請するか、キャリアサポートに問い合わせ
【エラー4】「サーバーエラー」「一時的にご利用いただけません」
原因:
- サーバーメンテナンス中
- 一時的なシステム障害
- ブラウザの問題
対処法:
- 時間をおいて再度アクセス
- 別のブラウザやデバイスから試す
- キャッシュとCookieをクリアして再試行
解除できない機種・状況とその対応策
以下のような場合は、オンラインでのSIMロック解除が難しいことがあります。
【対応策1】店舗で直接手続き
以下の場合は店舗での手続きが確実です:
- 2015年以前の古い機種で対象外と表示される場合
- オンライン手続きで何度もエラーが発生する場合
- システム上の情報と実際の端末情報が一致しない場合
手順:
- 端末本体と本人確認書類を持参
- 各キャリアショップで「SIMロック解除手続き」と伝える
- 2023年10月以降は無料で対応(以前は有料だった)
【対応策2】メーカー公式のSIMフリー版を検討
解除できない古い機種の場合、長期的にはSIMフリー端末への買い替えも選択肢です:
- Apple Store:iPhoneのSIMフリー版を販売
- Google Store:Pixel シリーズはSIMフリー
- ASUS、OPPO、Xiaomiなど:SIMフリー版の直販あり
【対応策3】MVNOの独自端末を検討
格安SIMへの乗り換えが目的なら、MVNOの端末セット契約も検討価値あり:
- 格安SIM事業者は初期からSIMフリー端末を提供
- 端末セット割引が適用されるケースも
- 最新ではなくても新品の端末を安く入手可能
SIMロック解除後の注意点
新しいSIMカードの選び方
SIMロック解除後は、好きな通信会社のSIMカードを使えるようになります。
選ぶ際のポイントは以下の通り。
【通信速度とエリア】
- MNO(大手キャリア):通信速度が安定、全国的に広いエリアをカバー
- ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
- 月額料金は比較的高め
- MVNO(格安SIM):料金が安いが、混雑時に速度制限がかかることも
- MNOの回線を借りて運営(例:IIJmio、mineo、OCNモバイルONEなど)
- 大手キャリアの半額程度から利用可能
【料金プラン】
- データ容量で選ぶ:月に使う通信量をチェック
- 音楽ストリーミング:約1GB/10時間
- 動画視聴:約2-5GB/10時間(画質による)
- SNS・メール:~0.5GB/月
- サポート体制:
- 実店舗の有無
- サポートの連絡方法(電話・チャット・メールなど)
- 初期設定サポートの有無
おすすめの格安SIM(2025年3月時点)
家族・友人間での乗り換えが多い場合:
- 乗り換え元と同じ回線を使うMVNOを選ぶとスムーズ
(例:ドコモ回線ならahamo、IIJmio、OCNモバイルONEなど)
APN設定など初期設定の方法
新しいSIMカードを挿入したら、通信ができるようAPN(アクセスポイント)設定が必要です。
【iPhoneの場合】
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」
- 新しいSIMを認識していれば自動設定されることが多い
- プロファイルのインストールが必要な場合は、SIM会社から送られるURLやQRコードを利用
【Androidの場合】
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名(APN)」
- 「+」または「新しいAPN」をタップ
- SIMカード会社の指定するAPN情報を入力
主要MVNO(格安SIM)のAPN情報例
■ IIJmio(ドコモ回線)
APN:iijmio.jp
ユーザー名:mio@iij
パスワード:iij
認証タイプ:CHAP
■ OCNモバイルONE(ドコモ回線)
APN:lte-d.ocn.ne.jp
ユーザー名:mobileid@ocn
パスワード:mobile
認証タイプ:CHAP
【設定後のトラブルシューティング】
インターネットに接続できない場合:
- 機内モードをON/OFFしてみる
- 端末の再起動
- APNの再設定
- SIMカードの再挿入
- それでも繋がらない場合はSIM発行元に問い合わせ
よくある質問(FAQ)
Q: SIMロック解除は無料ですか?
A: はい、2023年10月以降、全キャリアでSIMロック解除は無料となっています。以前は店頭での手続きに手数料(3,000円程度)がかかっていましたが、現在はオンライン・店頭ともに無料です。
総務省のガイドラインの改定により、通信事業者はSIMロック解除に関わる費用を請求できなくなりました。ネット上で「手数料がかかる」という古い情報を見かけることがありますが、現在は無料で行えます。
Q: SIMロック解除するとメーカー保証やキャリアのサポートは無効になりますか?
A: SIMロック解除自体でメーカー保証が無効になることはありません。これは正規の手続きであり、物理的な改造ではないからです。
ただし、以下の点には注意が必要です:
- キャリア契約を解約すると、キャリア独自の補償サービス(故障安心保証など)は終了
- 他社SIMを使用中に発生した問題は、その回線提供元に問い合わせる必要がある
- メーカー保証は端末自体に紐づくので、保証期間内ならSIMに関係なく有効
Q: SIMロック解除に必要な時間はどれくらいですか?
A: オンライン手続きの場合、申請自体は5〜10分程度で完了します。実際に解除が反映されるまでの時間は以下の通りです:
- ドコモ:即時〜24時間以内(多くの場合は即時)
- au:即時〜2時間程度
- ソフトバンク:即時〜24時間以内
- 楽天モバイル:最初からSIMフリー
緊急で他社SIMを使いたい場合は、平日の昼間など混雑していない時間帯に申請すると反映が早い傾向があります。
Q: 解約済みのスマホでもSIMロック解除できますか?
A: はい、現在は解約済みのスマホでもSIMロック解除が可能です。各キャリアは非契約者向けの手続き方法を用意しています。
- ドコモ:「dアカウントなしで申込」から手続き可能
- au:新規にau IDを作成して「その他の端末」として申請
- ソフトバンク:「解約済み・譲渡済み端末のSIMロック解除」ページから申請
ただし、未払い金がある場合や、ネットワーク利用制限がかかっている場合は解除できません。
Q: iPhoneとAndroidで手順に違いはありますか?
A: はい、申請手順は同じですが、解除後の設定方法が異なります:
iPhone:
- 解除後、他社SIMを挿入するだけで自動認識する場合が多い
- SIMロック解除コードは不要
- 他社SIMがない場合は、iTunes経由でのバックアップ・復元で反映させることも可能
Android:
- 他社SIM挿入時に「SIMネットワークロック解除PIN」の入力が必要な機種が多い
- 申請時に表示される解除コードを必ずメモしておく必要がある
- APN設定を手動で行う必要がある場合が多い
Q: 中古で購入したスマホのSIMロック解除はできますか?
A: はい、中古購入したスマホでもSIMロック解除できます。ただし以下の点に注意が必要です:
- 購入先で「SIMロック解除済み」と表示されていた場合、すでに解除済みの可能性が高い
- 未解除の場合は、元のキャリアの非契約者向け手続きで解除可能
- ネットワーク利用制限(赤ロム)状態だと解除不可
- 元の契約者情報は不要(IMEI番号のみで申請可能)
赤ロム(ネットワーク利用制限のある端末)でないことを確認するためには、各キャリアの利用制限確認ページでIMEI番号を入力して確認できます。
Q: 海外でSIMロック解除済みの端末を使う際の注意点は?
A: SIMロック解除済みでも、海外で使用する場合は以下の点に注意しましょう:
- 周波数帯(バンド)の対応確認:日本の端末が現地の通信周波数に対応しているか確認
(例:北米ではBand 2/4/5/12/13/17、欧州ではBand 3/7/20などが主流) - APN設定:現地のSIMカードに合わせたAPN設定が必要な場合がある
- 国際ローミング設定:一部の機種では設定メニューで国際ローミングをONにする必要あり
海外での使用前に、渡航先の主要キャリアと自分の端末の対応バンドを確認しておくと安心です。また「機内モード」をON/OFFすると現地の電波を拾いやすくなります。
まとめ
SIMロック解除は、以前は複雑で制限の多かった手続きでしたが、2023年以降は無料・簡単になりました。
また2021年10月以降の端末は基本的にSIMロックがかかっていないため、確認してみると思わぬ発見があるかもしれません。
解除後は他社のSIMカードが使えるようになるため、格安SIMへの乗り換えや、海外でのSIM利用が可能になります。
さらに中古売却時の価値も上がるため、使わなくなった端末も解除しておくと良いでしょう。
自分で解除する場合は、この記事で紹介した3ステップと各キャリア別の手順を参考に、落ち着いて進めていくことをおすすめします。
エラーが発生しても、対処法を試してみてください。
それでも解決しない場合は、各キャリアのサポートセンターに問い合わせるか、店舗での手続きも視野に入れてみてください。
SIMロック解除を活用して、より自由で経済的なスマホライフを楽しみましょう!