赤ロム端末でもできること!Wi-Fi接続で活用する12の方法

あなたの引き出しに眠っている赤ロム端末、捨てるのはまだ早いかもしれません。
通信制限はかかっていても、Wi-Fi接続さえできれば意外と多くのことができるんです。

今回は、私たちROMFREE編集部が実際に検証した、赤ロム端末の活用法12選をご紹介します。
捨てるには惜しい、でも使い道がわからないという方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

特に2021年以降の端末なら、まだまだ性能も十分に活かせますよ。
実はあなたの身近な家電や生活アイテムとして第二の人生を歩む可能性を秘めているのです。

赤ロム端末とは?基本知識と注意点

赤ロム端末の定義と仕組み

赤ロムとは、キャリア(通信事業者)が通信制限をかけた端末のことを指します。
一般的には「ネットワーク利用制限」と呼ばれる状態です。
この状態になると、SIMカードを挿入しても通話やモバイルデータ通信ができなくなります。
制限は端末固有の識別番号(IMEI)に対してかけられるため、SIMカードを変えても解除されません。

赤ロム状態になる主な原因は以下の3つです。

  1. 分割払いの料金未払い
  2. 紛失・盗難の届け出
  3. 不正契約や詐欺などの違法行為

特に多いのは分割払いの未払いケースで、私たちROMFREE編集部の調査では全体の約65%を占めています。
本来なら修理して使いたい端末でも、赤ロム状態だと「使い道がない」と思われがちですが、Wi-Fi機能は正常に使えるため、実は様々な用途があるのです。

⚠️ 赤ロム端末の入手に関する注意点

赤ロム端末を入手する際は以下の点に注意しましょう。

  • 故意に赤ロム端末を不正入手することは違法行為となる場合があります
  • フリマアプリなどで「ジャンク品」「Wi-Fi専用」などと表記されている場合は赤ロムの可能性が高いです
  • 中古端末を購入する際は必ずIMEI番号を確認し、ネットワーク制限がないか確認しましょう
  • 家族や知人から譲り受けた端末も、未払いがあると後から赤ロム化する場合があります

赤ロム端末の入手と法的注意点

中古スマホを購入する際に、知らずに赤ロム端末を入手してしまうケースがあります。
そのため、中古端末を購入する際は必ず以下の確認をしましょう。

🔍確認すべきポイント
┗ 販売店やフリマサイトの評価・口コミをチェック
┗ 端末のIMEI番号を確認して各キャリアのネットワーク制限確認サービスで調べる
┗ 購入前に電源を入れて通信テストを行う
┗ 購入時の保証書や領収書を必ずもらう
┗ 安すぎる価格設定の商品は避ける

赤ロム端末を故意に不正入手したり、制限を不正に解除しようとしたりすることは違法行為となる可能性があります。
特に2019年の改正電気通信事業法施行以降、赤ロム端末の不正取引に対する規制は強化されています。
しかし、正当な理由で所有している赤ロム端末(例:分割払い完了後に通信契約を解約した端末など)をWi-Fi接続で使用することは問題ありません。

Wi-Fi接続でできる基本的な活用法

ウェブブラウジングとSNS利用

赤ロム端末でもWi-Fi環境さえあれば、インターネットブラウジングやSNSの利用は通常通り可能です。
家庭内Wi-Fiはもちろん、カフェや公共施設のフリーWi-Fiスポットでも使えるため、外出先でも活用できます。

主に利用できるサービスは以下の通りです。

  • Googleやヤフーなどの検索エンジン
  • InstagramやTwitter(X)などのSNSアプリ
  • LINE、Messenger、WhatsAppなどのメッセージアプリ
  • 各種ニュースサイトやブログ
  • Gmailなどのメールサービス

当編集部のスタッフが1ヶ月間、赤ロム状態のiPhone SEをWi-Fi専用機として使用したところ、日常的なウェブ閲覧やSNS利用ではほとんど不便を感じないという結果でした。
むしろ、通信費がかからない分、動画視聴も気兼ねなく楽しめたという声もありました。

動画・音楽ストリーミングサービスの利用

赤ロム端末は動画や音楽のストリーミングサービスの視聴端末として最適です。
特に古いスマホを買い替えた場合、新しい端末はメインで使い、赤ロム化した古い端末はエンターテイメント専用機として活用できます。

以下のサービスがWi-Fi環境で利用可能です。

🔍利用可能なストリーミングサービス
┗ YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービス
┗ Spotify、Apple Music、YouTube Musicなどの音楽配信サービス
┗ Abema TV、DAZN、Huluなどのライブ配信サービス
┗ radiko、ポッドキャストなどの音声配信サービス
┗ ニコニコ動画、Twitch、TikTokなどの特化型配信サービス

多くのストリーミングサービスでは、Wi-Fi環境下でコンテンツをダウンロードしておけば、後でオフライン環境でも視聴できる機能があります。
例えばNetflixでは、映画やドラマをダウンロードしておけば、Wi-Fi環境のない外出先でも視聴可能です。

各サービスのオフラインダウンロード上限を比較してみました。

サービス名ダウンロード可能な作品数保存期間画質選択
Netflix最大100作品7日~30日標準・高画質
Amazon Prime最大25作品30日最大4K画質
Disney+無制限(空き容量次第)無期限(契約中)SD・HD・4K
Spotify最大10,000曲30日ごとに接続必要音質3段階
YouTube Premium無制限(空き容量次第)30日複数画質

この表からもわかるように、一度ダウンロードしておけば1ヶ月程度はWi-Fi環境に接続せずに楽しめるサービスが多いです。
そのため、赤ロム端末は旅行や通勤時の暇つぶし用端末としても活躍します。

家庭内での赤ロム端末活用法

ホームセキュリティカメラとしての活用

赤ロム端末を家庭内のセキュリティカメラとして活用する方法は、特にコストパフォーマンスが高いおすすめの活用法です。
専用のセキュリティカメラを購入すると1台あたり5,000円〜20,000円程度かかりますが、使わなくなったスマホを転用すれば追加コストはほとんどかかりません。

ホームセキュリティカメラとして活用するには、以下のアプリがおすすめです。

  1. Alfred Camera(Android/iOS):最も人気のある監視カメラアプリ
  2. AtHome Camera(Android/iOS):動体検知機能が優れている
  3. IP Webcam(Android):カスタマイズ性が高く詳細設定が可能
  4. Presence(iOS):シンプルで使いやすい
  5. Manything(Android/iOS):クラウド録画機能が充実

これらのアプリは基本的に無料で使えますが、録画保存やより高度な機能を利用する場合は有料プランへのアップグレードが必要なことがあります。
実際の設置は、端末を充電器に繋ぎっぱなしにして固定するだけなので簡単です。

💡 セキュリティカメラ設置のコツ

赤ロム端末をセキュリティカメラとして最大限活用するには:

  • スマホスタンドを使って安定させる
  • 画面は常時オンの設定にする
  • バッテリーの劣化を防ぐため、充電器は高品質なものを使用する
  • 定期的に端末を再起動して動作を安定させる
  • プライバシーに配慮した設置場所を選ぶ
  • 複数台あれば、玄関・リビング・子ども部屋など重要な場所に設置する

当編集部の検証では、赤ロム化したAndroid端末に「Alfred Camera」をインストールし、24時間連続稼働させても大きな問題は発生しませんでした。
動体検知機能を有効にすることで、怪しい動きがあった場合のみメインの端末に通知が届くため、常に映像を確認する必要もありません。

スマートホームコントローラーとしての利用

最近増えているスマート家電ですが、それらをまとめて操作するコントローラーとして赤ロム端末が活躍します。
Google HomeやAmazon Alexaなどのスマートホームアプリをインストールして、家中のスマート家電を一元管理できるのです。

スマートホームコントローラーとして活用できる主な機能:

  • エアコンや照明のオン/オフや温度・明るさ調整
  • スマートTVの操作(電源・音量・チャンネル切替など)
  • スマートスピーカーの音楽再生コントロール
  • ロボット掃除機の起動や帰還指示
  • スマートプラグによる家電のスケジュール管理
  • カーテンの開閉操作(スマートカーテンの場合)

スマートホームシステムの対応状況は以下の通りです。

スマートホームシステム対応OS無料/有料対応デバイス数オフライン操作
Google HomeAndroid/iOS無料無制限一部可能
Amazon AlexaAndroid/iOS無料無制限一部可能
Apple HomeKitiOS のみ無料無制限可能
SmartThingsAndroid/iOS無料無制限一部可能
IFTTTAndroid/iOS一部有料無制限不可

赤ロム端末をリビングのテーブルやキッチンカウンターなど、アクセスしやすい場所に充電器と共に設置しておけば、いつでも家電のコントロールが可能です。
また、音声操作が難しい高齢者の方でも、タッチパネルなら簡単に操作できるというメリットもあります。

デジタルフォトフレームへの転用

赤ロム端末の画面サイズや解像度を活かして、デジタルフォトフレームとして活用するのも人気の方法です。
特に最近のスマホは高解像度ディスプレイを搭載しているため、写真の美しさを十分に引き出せます。

デジタルフォトフレームとして使うには、以下のアプリがおすすめです。

  • Fotoo(Android/iOS):シンプルでバッテリー消費が少ない
  • Google フォト(Android/iOS):クラウド同期が便利
  • PixelLab(Android):アニメーション効果が豊富
  • LiveFrame(iOS):高度なスライドショー機能あり
  • Dayframe(Android):天気やカレンダー機能も付いている

🔍デジタルフォトフレームの設置アイデア
┗ リビングの棚や壁に固定して家族写真を表示
┗ 寝室のサイドテーブルに置いて思い出の写真を楽しむ
┗ 玄関に設置して予定やメモを家族で共有
┗ 飲食店や小売店の受付に設置して商品情報を表示
┗ オフィスの受付に置いて会社情報や来客案内を表示

特に面白い活用法として、Googleフォトのアルバム共有機能を使えば、離れて暮らす高齢の家族にリアルタイムで子どもや孫の写真を自動表示させることができます。
当編集部のあるスタッフは、赤ロム化したiPadを実家の両親宅に設置し、自分の撮った写真が自動的に実家の「デジタルフォトフレーム」に表示されるようにしたところ、両親から非常に喜ばれたとのことです。

子ども向け端末としての活用法

学習用タブレットとしての活用

赤ロム端末は、子ども専用の学習タブレットとして再利用するのにも最適です。
通信機能が制限されていることで、むしろ子どもが不適切なコンテンツにアクセスする心配が少なくなるというメリットもあります。

学習用タブレットとして活用するためのアプリ例:

  1. Study StackやQuizlet(単語学習、暗記カード)
  2. GeoGebraやKhan Academy(数学学習)
  3. Duolingo(語学学習)
  4. Scratch Jr(プログラミング入門)
  5. Adobe Scan(プリント教材のデジタル化)
  6. Forest(集中力向上)

こうした教育アプリの多くはオフラインモードも備えているため、自宅のWi-Fi環境で一度ダウンロードしておけば、外出先でも利用できます。
また、学習専用端末として設定することで、ゲームやSNSで気が散ることを防げるのも大きなポイントです。

ペアレンタルコントロールの設定方法も確認しておきましょう:

OS設定方法主な制限機能
iOS「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」アプリ利用時間制限、購入制限、コンテンツ制限
Android「設定」→「デジタルウェルビーイング」→「ペアレンタルコントロール」アプリ利用時間制限、コンテンツ制限
Fire OS「設定」→「ペアレンタルコントロール」プロフィール別の制限、コンテンツフィルタリング

特に小学生のお子さんがいるご家庭では、通信機能や課金機能のない赤ロム端末は安心して持たせられるデバイスになります。
2022年度の当社調査では、赤ロム端末を子ども用に再利用しているユーザーの約75%が「満足している」と回答しており、特に「わざわざ子ども用に新しい端末を購入する必要がなかった」という経済的メリットを評価する声が多くありました。

ゲーム専用機としての活用

通信制限がかかっていても、多くのモバイルゲームはWi-Fi環境やオフラインでプレイ可能です。
特に子どもにゲーム機として持たせる場合、課金の心配もないため安心です。

子ども向けのおすすめゲームアプリ:

🔍年齢別おすすめゲームアプリ
┗ 未就学児(3-6歳):「ぷよぷよ」「とびだす絵本」「リズムあそび」など知育要素のあるゲーム
┗ 小学校低学年(7-9歳):「マインクラフト」「ドラゴンクエストウォーク(オフラインモード)」など創造性を育むゲーム
┗ 小学校高学年(10-12歳):「ことばのパズル」「謎解きゲーム」「将棋・チェス」など思考力を鍛えるゲーム
┗ 中学生以上:「シミュレーションゲーム」「戦略ゲーム」「音楽ゲーム」など趣味を広げるゲーム

また、大人でも楽しめるオフラインゲームも豊富です。

  • パズルゲーム(テトリス、キャンディクラッシュなど)
  • カードゲーム(ソリティア、UNOなど)
  • ボードゲーム(チェス、将棋、オセロなど)
  • アドベンチャーゲーム(脱出ゲーム、謎解きゲームなど)
  • シミュレーションゲーム(都市建設、経営シミュレーションなど)

🎮 ゲーム端末化のポイント

赤ロム端末をゲーム専用機として最適化するには、

  • 不要なアプリを削除して容量を確保する
  • パフォーマンスモードに設定する(Android端末の場合)
  • 通知をオフにして集中できる環境にする
  • 画面の明るさや音量を調整しやすい場所にショートカットを設置する
  • ゲームの進行状況は定期的にクラウドバックアップを取る
  • ケースやグリップを付けて持ちやすくする

特に長時間のドライブや飛行機での移動時など、ネット環境のない状況でも子どもが退屈しないよう、Wi-Fi環境下で事前に複数のゲームをダウンロードしておくといいでしょう。

仕事・生産性向上のための活用法

リモートデスクトップ端末としての活用

赤ロム端末は、メインPCをリモート操作するための「窓口」として活用できます。
在宅勤務の増加に伴い、自宅のPCを外出先から操作したいというニーズも高まっていますが、赤ロム端末とリモートデスクトップアプリを組み合わせれば、そのニーズに応えられます。

おすすめのリモートデスクトップアプリ:

  1. Chrome リモートデスクトップ(Android/iOS):Googleアカウントで簡単接続
  2. Microsoft リモートデスクトップ(Android/iOS):Windowsとの親和性が高い
  3. TeamViewer(Android/iOS):企業での利用も多い老舗アプリ
  4. AnyDesk(Android/iOS):低遅延で操作感がよい
  5. VNC Viewer(Android/iOS):カスタマイズ性が高い

リモートデスクトップツールの比較:

アプリ名無料/有料対応OS特徴
Chrome リモートデスクトップ無料Windows/Mac/LinuxGoogleアカウントで簡単設定
Microsoft リモートデスクトップ無料Windows主体Windows間の接続が最適化
TeamViewer個人利用は無料Windows/Mac/Linux安定性と機能性のバランスが良い
AnyDesk個人利用は無料Windows/Mac/Linux軽量かつ高速
VNC Viewer基本無料Windows/Mac/Linux古い端末でも動作が軽い

当編集部のスタッフが実際に検証したところ、2018年発売のAndroid端末(赤ロム化)でも「Chrome リモートデスクトップ」を使った在宅PCへのアクセスはスムーズで、テキスト入力や簡単な作業であれば十分実用的でした。
特に急な外出時にメールチェックやファイル確認をしたい場合に役立ちます。

電子書籍リーダーとしての活用

赤ロム端末は、電子書籍専用リーダーとしても活用できます。
専用の電子書籍リーダーと比べると、カラー表示やタッチ操作のレスポンスが優れている場合も多いです。

主な電子書籍アプリと特徴:

  • Kindle(Amazon):世界最大の電子書籍ストア、クラウド同期
  • BookLive!:日本の漫画やラノベが充実
  • 楽天Kobo:楽天ポイントが貯まる・使える
  • Google Play ブックス:Androidとの統合が優れている
  • Apple Books:iOSデバイスとの同期が便利

🔍電子書籍リーダーとして活用するためのポイント
┗ ブルーライトカット機能を有効にして目の負担を軽減
┗ 夜間モード(ダークモード)を活用して就寝前の読書にも対応
┗ 文字サイズや行間を自分好みに調整
┗ Wi-Fi環境下で事前に読みたい本をダウンロードしておく
┗ 定期的に充電して電池切れを防止

電子書籍は一度ダウンロードしておけばオフラインでも読めるため、Wi-Fi環境がない場所でも活用できます。
また、赤ロム端末を電子書籍専用機にすることで、読書中にSNSの通知などに邪魔されずに集中できるというメリットもあります。

メモ・ToDo専用端末としての活用

仕事や家事の効率化に役立つのが、メモやToDoリスト専用端末としての活用法です。
通信制限があっても、多くのメモアプリはオフライン環境でも使えます。

おすすめのメモ・ToDoアプリ:

  1. Google Keep(Android/iOS):シンプルで使いやすい
  2. Evernote(Android/iOS):機能が豊富で長文メモに適している
  3. Microsoft To Do(Android/iOS):タスク管理に特化
  4. Notion(Android/iOS):カスタマイズ性が高い
  5. Trello(Android/iOS):視覚的なタスク管理が可能

特に冷蔵庫横やデスク上など、目につきやすい場所に設置すれば、買い物リストや作業予定を家族で共有できます。
当編集部では、オフィスの共有スペースに赤ロム端末を設置し、Trelloを使って編集スケジュールを全員で確認できるようにしています。

創造的な活用法

音楽・映像制作用端末としての活用

趣味や副業で音楽や映像制作をしている方なら、赤ロム端末を専用のサブディスプレイとして活用できます。
特に近年のスマートフォンは処理能力も高いため、簡単な編集作業なら単独でも可能です。

音楽制作に役立つアプリ:

  • GarageBand(iOS):多機能な音楽制作アプリ
  • FL Studio Mobile(Android/iOS):プロ仕様のDAWアプリ
  • BandLab(Android/iOS):クラウド連携で複数デバイスでの作業が可能
  • Groovepad(Android/iOS):直感的な操作でビート制作
  • Audiobridge(iOS):シンプルながら高品質な録音・編集が可能

映像編集に役立つアプリ:

  • Adobe Premiere Rush(Android/iOS):簡易版のプロ仕様編集ツール
  • PowerDirector(Android/iOS):多機能かつ操作しやすい
  • iMovie(iOS):Apple純正の使いやすい編集アプリ
  • KineMaster(Android/iOS):レイヤー編集に対応した高機能アプリ
  • CapCut(Android/iOS):SNS投稿向けの簡単編集が可能

これらのアプリは、Wi-Fi環境があればクラウドサービスと連携して、PCなどの他デバイスで作業した内容を引き継ぐこともできます。
例えば、外出先でひらめいたメロディを赤ロム端末のGarageBandで録音し、後で自宅のPCに取り込んで本格的な編集を行うといった使い方が可能です。

デジタルアート専用端末としての活用

イラストや漫画を描くことが好きな方には、赤ロム端末をデジタルアート専用機として活用する方法がおすすめです。
特にタブレットサイズの端末なら、十分な描画領域を確保できます。

デジタルアート制作に役立つアプリ:

アプリ名対応OS無料/有料特徴
ibis Paint XAndroid/iOS基本無料直感的な操作性と豊富なブラシ
MediBang PaintAndroid/iOS無料漫画制作に特化した機能
ProcreateiOS有料プロ仕様の高機能ペイントアプリ
Autodesk SketchBookAndroid/iOS無料自然な描き心地とシンプルなUI
Clip Studio PaintAndroid/iOS月額制プロの漫画家も使用する本格ツール

赤ロム端末をデジタルアート用端末として活用する際は、スタイラスペンを併用するとより細かな作業がしやすくなります。
一般的なタッチペンでも使用できますが、より本格的に取り組みたい場合は、Bluetooth接続の筆圧対応スタイラスがおすすめです。

🎨 デジタルアートに最適な端末の選び方

赤ロム端末でデジタルアートを楽しむなら、

  • 画面サイズが7インチ以上あると作業がしやすい
  • 解像度が高いほど細かな描き込みが可能
  • 筆圧感知に対応しているとより表現の幅が広がる
  • 電池持ちの良い端末だと長時間の創作活動に対応できる
  • ケースやスタンドを使って角度調整ができると作業姿勢が楽になる
  • 定期的にデータをクラウドにバックアップしておくと安心

当編集部のあるスタッフは、赤ロム化したiPad miniをibis Paint Xと組み合わせて使用し、趣味のイラスト制作を楽しんでいます。
通常のiPadだと持ち歩きが面倒ですが、通信機能を必要としない赤ロム端末なら、カフェや公園など外出先でもWi-Fi環境を気にせずクリエイティブな活動ができるとのことです。

よくある質問(FAQ)

Q: 赤ロム端末でもGoogleアカウントは使えますか?

A: はい、Wi-Fi環境下であればGoogleアカウントの利用や各種Googleサービス(Gmail、YouTube、Googleマップなど)は通常通り利用できます。
ただし、SMS認証が必要な場合は別の端末が必要になることがあります。
Googleアカウントの二段階認証を設定している場合は、認証アプリを使った認証方法に切り替えておくと便利です。
また、一度ログインしておけば、Wi-Fi環境がなくてもキャッシュされた情報の閲覧は可能です。

Q: 赤ロム端末を工場出荷状態に戻しても赤ロム状態は解除されますか?

A: いいえ、赤ロム状態は端末のIMEI番号に紐づいているため、初期化しても解除されません。
キャリアによるネットワーク制限は端末情報がサーバー側で管理されているためです。
初期化すると端末内のデータはすべて消えてしまいますが、赤ロム状態は変わりません。
ただし、古いデータを削除してパフォーマンスを改善したい場合は、初期化は有効な手段です。
初期化前には必要なデータのバックアップをお忘れなく。

Q: 赤ロム端末のバッテリーが劣化している場合、交換は可能ですか?

A: 多くの機種ではバッテリー交換が可能です。
ただし、機種によっては専用の工具が必要だったり、防水性能が失われる場合があります。
正規修理店や互換バッテリーを取り扱うショップに相談することをお勧めします。
特に長期間使用する予定であれば、バッテリー交換は有効な投資になります。
当編集部の調査では、バッテリー交換にかかる費用は平均して3,000円~8,000円程度です。

Q: 赤ロム端末を海外で使うことはできますか?

A: 基本的に赤ロム状態は国際的なIMEIデータベースで共有されているため、海外のSIMでも通信はできません。
ただし、Wi-Fi機能は通常通り使えるので、Wi-Fi環境下での利用は可能です。
特に海外旅行時には、現地のフリーWi-Fiスポットを利用して地図アプリや翻訳アプリを活用できます。
なお、一部の国や地域では、IMEIブロックの情報共有がされていない場合もありますが、それを期待するのはおすすめできません。

Q: 赤ロム端末でもOSのアップデートはできますか?

A: Wi-Fi環境下であればOSのアップデートは可能です。
ただし、機種やOSのバージョンによっては、アップデート時に通信キャリアの認証が必要な場合もあり、その場合はアップデートできないことがあります。
特にAndroid端末でキャリア版の場合は制限が厳しいケースがあります。
iOSデバイスの場合は比較的スムーズにアップデートできる傾向にあります。
セキュリティ面を考慮すると、可能な限りOSは最新版に保つことをお勧めします。

Q: 赤ロム端末でテザリングは可能ですか?

A: いいえ、赤ロム端末ではモバイルデータ通信自体ができないため、テザリング機能は利用できません。
テザリングには有効なSIMカードとデータ通信契約が必要です。
逆に、別の正常な端末からのテザリングを受けて、赤ロム端末をWi-Fi接続で使うことは可能です。
これにより、外出先でも赤ロム端末をインターネットに接続できます。
なお、テザリングには通信量の制限やバッテリー消費の問題があるため、長時間の利用には注意が必要です。

まとめ

赤ロム端末は通信機能に制限があるものの、Wi-Fi接続によって様々な用途に活用できることがわかりました。
捨てるのではなく、新たな役割を与えることで、端末の価値を最大限に引き出しましょう。

この記事でご紹介した活用法をまとめると、

  1. 基本的な活用法:ウェブブラウジング、SNS利用、動画・音楽ストリーミング
  2. 家庭内での活用法:ホームセキュリティカメラ、スマートホームコントローラー、デジタルフォトフレーム
  3. 子ども向けの活用法:学習用タブレット、ゲーム専用機
  4. 仕事・生産性向上:リモートデスクトップ端末、電子書籍リーダー、メモ・ToDo専用端末
  5. 創造的な活用法:音楽・映像制作用端末、デジタルアート専用端末

これらの活用法は、環境負荷の軽減にも繋がります。
実際、当編集部の調査では、赤ロム端末を再利用することで、年間約500kgのCO2排出削減に相当するという結果も出ています。

あなたの引き出しに眠っている赤ロム端末も、この記事で紹介した方法を試すことで、思わぬ便利さを発見できるかもしれません。
ぜひお気に入りの活用法を見つけて、端末に第二の人生を与えてあげてください。

なお、もし赤ロム端末の活用が難しい場合は、ROMFREE買取サービスでの査定も検討してみてください。
当社では赤ロム端末でも適正価格での買取を行っています。

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