「中島健郎」過酷さへのチャレンジを続ける、その理由とは
    
    
    
    
    

各界のプロたちのルーツや、自分の競技や仕事への想いなどに迫るActive Magazine。第3回目ゲストは、山岳カメラマンであり世界で活躍を続けるアルパインクライマーの中島健郎さん。さらにTORQUEの商品企画担当である辻岡正典氏と、同じくTORQUEの商品企画担当であり、自ら登山を趣味としている古野秀一氏を迎え、過酷な環境下でもタフであり続けることの厳しさやこだわりについて語り合う。

Profile
右から中島健郎氏、京セラ辻岡・古野

中島健郎(Kenro Nakajima)
1984年生。奈良県出身。石井スポーツ所属
関西学院大学入学後、山岳部に所属。在学中に3度の海外遠征を経験し、未踏峰2座の登頂に成功。卒業後は海外トレッキングや登山のツアーガイドを務めながら山岳カメラマンとしての活動をスタート。平出和也氏とともに無酸素・未踏ルートで挑戦したシスパーレ(7,611m/2017年)、ラカポシ(7,788m/2019年)の登頂で登山界のアカデミー賞と称されるピオレドール賞を2度受賞。

辻岡正典(Masanori Tsujioka)
京セラ株式会社 通信機器事業本部 通信事業戦略部 第1法人ビジネスユニット 事業開発課

古野秀一(Shuichi Furuno)
京セラ株式会社 通信機器事業本部 通信事業戦略部 第1法人ビジネスユニット 事業開発課


父が見た世界を、僕も体感したい
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2019年 ラカポシ

登山を始めたきっかけは、父親の存在にあります。若い頃ワンダーフォーゲル部に所属していた父は、よく裏山へと連れ出してくれたのですが、僕が5歳の時に病気で亡くなりました。
それきり山から離れた生活を送っていましたが、成長するにつれ、父が見た世界を見てみたいという気持ちが強くなっていきました。

写真提供:中島健郎

当初はどうやって山登りを始めたら良いのか全然わからなくて、ちゃんと基礎を学んでから挑みたいと思い、大学に入り山岳部の門を叩き本格的に始めました。
当時の山岳部は、先輩が2人程で自由な雰囲気でしたが、OBの方々が多く色々とサポートをしていただき、ネパールへ3度遠征に行くことができました。在学中に未踏峰2座の登頂を成功させるなど、充実した活動を送ることができました。

辻岡「幼い頃から自然の中で過ごされていたんですね。その後、今のお仕事を始めたきっかけは何ですか?」

大学を卒業してすぐに就職しようと思ったのですが、まだ山登りを続けたい気持ちが強く、ちょっとプラプラして(笑)。それから真面目に考えた時に『山に関わる仕事がしたい』と思い、登山やトレッキングを中心に活動している会社に就職しました。
最初はツアーガイドとして働いていましたが、撮影のコーディネートも行う会社で現場に同行する機会が増え、普通のカメラマンだと登るだけで大変なため撮影も頼まれるようになり、『こういう世界も面白いな』と山岳カメラマンとしての活動も始めました。

継続することで開けた世界
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古野「今やご活躍の幅も広がりお忙しいかと思いますが、普段からカメラを持って山登りをされているのですか?」

山を登る時点で普通のスチールカメラを持って、綺麗な景色を撮影したりはしますが、動画となると仕事で撮ることがほとんどですね。
僕は昔も今も何も変わっていなくて、ただ山登りを続けているだけです。歳を重ねるごとに時間に制約が生まれて、そもそも登山を続けて行くことは生半可な気持ちでは難しく、様々な障害を乗り越え続けてきて今があります。

辻岡「これまで数々の山を登ってきた中で、一番過酷だと感じたのはどんな時ですか?」

過酷だなと感じるのは、自分の力ではどうしようもできない環境や天候など、自然の脅威ですね。目の前に山があっても悪天候で登れなかったり、海外遠征に1〜2ヶ月行っても天気待ちなどで半分以上は登山しないこともあります。

長野県 中央アルプス 宝剣岳

古野「私は社会人になってから登山を初めて10年くらいになります。登山ファンとして伺いたいのですが、そういう過酷なシーンではどのようにモチベーションを維持していますか?」

登るのがしんどかったり、雪中で怖いと感じたり、辛いシーンも多々ありますが、行きたくて行ってるので、やっぱり楽しいんですよね(笑)。過酷な状況だとわかりながらも自分を追い込んで、あえて行ってますから、その度に自分も成長できているんだと思います。

壊れてしまうモノ=現場では通用しない
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辻岡「過酷な自然環境と戦う中で、絶対に持って行くモノやこだわりはありますか?」

生き延びるために栄養を摂らないといけないので、水と燃料(火器)と食料は絶対に持って行きます。ベースキャンプからアタックする時は、テント・シュラフ・撮影機材などが必要になります。
荷物量は20kg以下に抑えるため、数十g単位で見極めてより軽いモノを選びますが、使うたびにストレスを感じるモノや、壊れてしまっては意味がないので、使い勝手の良さが重要でありこだわっているポイントです。

落下に絶対的な自信を持つ『TORQUE 5G』
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古野「今のお話を聞いてまずお伝えしたいのが、『TORQUE 5G』は落としても画面割れの心配がありません。5.5インチ画面に京セラ独自のハイブリッドシールドという強化ガラスとアクリルスクリーンを重ね合わせた構造にしているため点の衝撃に強く、小石などの影響も受けづらくなっています。その強さは、落下試験で証明しています。」

辻岡「『TORQUE 5G』では、落下試験をさらにハードにしました。砂利道を想定したサンドペーパーを敷いた鉄板に高さ2.0mから落下させる試験をクリアしています。500回連続落下試験やディスプレイ面への鋼球落下試験もクリアし、落下には絶対的な自信を持っています。」

確かに登山でスマホを落としたら小石などの影響を受けますが、落として壊れるのが嫌で登山中にスマホをいじることはほとんどないです。どちらかというと日常で落とすことが多く、今持っているスマホのヒビは、子供に落とされたのが原因だったり(笑)。

辻岡「アウトドアシーンだけでなく日常使いでも危険はいっぱいなんですよね。お子さんに壊されたという話もよく聞きます。頑丈な『TORQUE 5G』なら大人もお子さんもそのままで思いっきりお使いいただけます。」

実は4歳と1歳の子供がいるのですが、よく落としたり舐めたりするので一瞬で壊されそうで恐ろしくて……。

古野「耐衝撃以外にも、防水かつ耐薬品で、泡ハンドソープで洗ってお湯で流して清潔に保つことができ、お子様に持たせても安心です。『TORQUE』シリーズは子育て中のパパ・ママからの評判も良く、ご夫婦でご使用いただいている方もいます。」

『TORQUE』はアウトドアなイメージが強かったけれど、小さいお子さんがいるファミリー層にもぴったりですね。

辻岡「専用のアクセサリーを利用するとさらに楽しさの幅が広がりますよ。例えばこのハードホルダー。バッグやズボンにぶら下げて使用でき、必要な時にバックルを外して使い、万が一落としてもパラコードがついているため紛失する恐れはありません。
水の中で浮かび上がるフローティングストラップは海や川での使用を想定して作ったものです。うっかり水の中に落としても浮かび上がってくれるので安心。川や海で思う存分楽しんでいただけます。」

なるほど。アクセサリーを兼用すれば紛失防止にも繋がり安心ですね。他にどんな特徴がありますか?

全ての手間を省いた新しいカタチ
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古野「『TORQUE 5G』は最近のスマホでは珍しくバッテリーが着脱可能です。長期間使うとバッテリーのもちは次第に短くなりますが、他のスマホでバッテリー交換する場合は修理に出すなど時間と手間がかかります。『TORQUE 5G』は予備の電池パックを購入いただければ、自分で簡単に交換できるので非常に便利です。
また、専用のバッテリー充電器をあらたに発売しました。お客様から『バッテリーだけを充電できるようにしてほしい』とご要望をいただいていたので、そのご要望に応えるかたちで実現いたしました。」

確かにこれは便利ですね!いつもスマホの充電用にとモバイルバッテリーとケーブルを持ち歩いていたのですが、予備のバッテリーとこの充電器だけの方が圧倒的にコンパクトで良いですね。
山では0℃を下回ることもありバッテリーの減りが早く、なるべく肌に近いポケットにしまって温めたりと非常に面倒なのですが、どの程度の寒さまで正常に使えますか?

辻岡「マイナス21℃での動作試験をクリアしているので、極寒の地でも問題なく使用可能です。」

古野「さらに登山をされる方におすすめの機能として、ダイレクトボタンという本体側面のボタンがあります。アプリを開くとき、通常だと画面ロックを解除してから必要なアプリをタップして起動しますが、ダイレクトボタンは長押しするだけで、ご自身で割り当てたアプリを起動できます。」

古野「アプリ起動を登録できるのは長押しと2回押しの計2アクションです。例えば長押しに簡易ライトを登録すれば必要な時にライトをパッと点けることができます。また、2回押しに気圧情報アプリを登録すれば、気圧もすぐに確認することができます。」

辻岡「グローブタッチとウェットタッチという機能もあり、グローブをした状態でも、画面や手が濡れている状態でも、タッチパネル操作が可能です。」

『強い、は自由。』を手に入れる
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古野「我々はこの『TORQUE 5G』のキャッチコピーを『強い、は自由。』としています。強くて頑丈で壊れにくいことで、制限なく自由に活動できる、という意味です。とにかく強いものを作るために、お客様のご意見を取り入れたり、実際に修理に出されたものを徹底的に分析して、繰り返し改良を重ねています。」

辻岡「プロモーションビデオ撮影の際、プロのスノーボーダーさんに『TORQUE 5G』をお渡ししたら、予想外にたくさんの写真や動画を撮って遊んでくださり、まさに『強い、は自由。』だなと実感しました。」

なるほど。山登りもそうですが、継続することは本当に大変なことですよね。修理やクレームに対応するだけでも難しいことなのに、それを受け止めて改良を重ねてさらに頼りになる製品を生み出してくれるのは、非常にありがたいですし嬉しいですよね。

ただ登るのではない、行くまでの過程が大切
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2017年 シスパーレ

今は自由に動けない状況でモヤモヤとした時間が続いていますが、立ち止まって考えるいい機会だと思っています。家族で過ごす時間が増え、身の回りのものを見る機会も増え、今なら違う視点で山に迎える気がしています。
山登りは、がむしゃらに登る勢いが必要な時もあるけれど、いかに準備して登るかでやりがいや達成感が変わります。ただ登って降りるだけでは何も残らない。まさに今のような山に登っていない時間に、装備の見直しをしたり、新しくアイテムを導入したり、計画を立てたり、山に行くまでの過程を大切にして、山へ答え合わせをしに行くと、さらに楽しい山登りになると思います。

辻岡「『TORQUE 5G』には、お客さまのご要望や我々が考えたことを全部つめこんでいます。これから多くの方々に使っていただき、その反響を確認することで、同じく答え合わせができるのかなと期待しています。」

古野「そうですね、お客様の反応が何より楽しみです。ちなみに次に挑戦してみたい山はありますか?」

まだまだ行けていない山がたくさんあるのですが、世界最難関と言われるカラコルム山脈にあるK2(ケーツー)。昨年チャレンジする予定が中止となったため、次こそはぜひ、『TORQUE 5G』と共に挑みたいですね!

「HERO’S DREAM」では、中島健郎氏が『TORQUE 5G』と共に山に挑んだ、タフなトレーニングシーンを追った、圧巻のドキュメントムービーをご覧いただけます。ぜひお楽しみください。
プロだけが見れる圧巻のクライミング映像

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